2010/1/10 断る

最初に言ってくれればよかったのに・・・

先日母が大往生で天国に旅立った。
先日から母の所有していた洋服の整理にとりかかっている。

私は夫の両親と同居している。義理の母は身体つきや年齢も私の母と近いので、
「気に入った洋服があれば着てくれるか」聞いてみた。
義母からは「是非欲しい」という返事だった。

自宅から車を飛ばすこと往復5時間。
まだ袖を通していないものや、義理の母に似合いそうな服を実家から持って帰ってきた。
更に洗濯の必要な衣類はしっかりと洗濯し、アイロンがけまでして義母に渡した。
亡き母の思い出を大切にし喜んでくれる人がいると思うと、その夜はなんだか胸が温かかくなり嬉しかった。

しかし、次の日義父が「母には小さすぎるようだから」と言って全部返してきた。
義母に届けたままの状態になって返ってきたので、どんな洋服があるのかも見ていないようだし、身体つきだって明らかに義母の方が小さい。
不思議に思ったので、いろいろ義父に聞いてみると義母は欲しいそうだが、義父がもう物がいっぱいでこれ以上物を増やしたくないそうだ。

義父は最初から貰うのには反対だったようだが、義母は私が気分を害するのではないかと思い、言い出せなかったらしい。
この間アサーティブ・トレーニングで習った「遠まわしのノーはかえって相手を傷つける」
本当にその通り!実感した。

最初に言ってくれれば良かったのに。
しかし「今後はノーの場合は、はっきり断って欲しい」という要求は、両親には高すぎるし、断りきれることがアサーティブネスの目的ではなかったはず。

じゃあ自分の変われることは何だろう?
今後、義理の両親に何か聞く時は即答を求めるのはやめて、「また2~3日してから聞きにくるね」と相手にも考える時間を持ってもらおう。

女性:50歳 おこじょさん