2013/7/22 注意する

後輩の「タメ口」を注意してみた

「ちゃんとやっときなよ。わかった?」

その声が聞こえてきたのは病室のカーテン越し。
看護師の後輩が患者さんと会話している声だ。

一瞬背筋が冷たくなった。
このまえ注意したばかりなのに、また患者さんに対して「タメ口」で会話している。

その後輩は愛嬌があってざっくばらんな性格だから、きっと親しみを表そうとして「ため口」になっているのかもしれない。
でも患者さんに対して「タメ口」を使ってはダメってこの前注意したばかりなのに、まったく改善されていない...。

そのとき、ふと気がついた。
『「タメ口」はダメ』という注意の仕方は、全然アサーティブじゃなかったかも、と。
もっと具体的に要求とその理由を言わなきゃ伝わらないのかもしれない。

そこで事前に伝える内容を整理してみた。
まずは「まずい」と思った場面と事実を伝えて、それから...。

患者さんとよくコミュニケーションをとっていること自体は評価していること。
ただしやはり言葉遣いは改善してほしいと思っていること。
どんな患者さんにも、かならず敬語を使ってほしいこと。
そしてその理由。

患者さんには常に敬意をもって接してほしいし、彼女自身にはこれから先、敬語を使った親しみの表現もできるようになっていってほしいから。

そんなことも含めて、あらためて後輩に伝えてみたら、今回はすごく納得してくれた。
やはり具体的に伝えるって大事だなあ。