2014/1/15 率直に頼む

気が利かない後輩にイライラ...

職場で一番若い20代の後輩がいるんだけど、事務所にお客さんが来ても、気づかないのか気づかないふりなのか?席に座ったままで対応しないことが多々ある。

要するに気が利かない奴なのだ。
そういうときは内心イライラしながらも、いつも先輩である自分が立ち上がって窓口対応している。

しかし後輩は何も思わないのか普通に仕事を続けているので、つい大きな音をたてて立ち上がったり、大きなため息をついたりして
「(いいかげん、おまえが対応しろよ!空気読めよ!)」
と内心かなりいらついていた。

でもいくら心の中で毒づいても相手には何も伝わっていない。
遠回しに察してもらおうとしてもまったく相手は察する気配はなし。

このままじゃいつかはぶちキレそう!そう思って、思い切って後輩に話をしてみることにした。
時間に余裕があるときをみはからって、後輩に話かけてみた。

「さっきお客様がいらっしゃったの、気づいていた?」
まず状況を確認すると、「ああ、はい...」という弱気な返事。
そこでまずキレそうになったが、ぐっとがまんして、とにかく後輩の話をきいてみることにした。
すると、彼は気が利かないというよりも、どうもお客様対応に自信がなくて遠慮があったらしい。
いろいろ話をきくと、「先輩のようにうまくできないので、迷惑かけると思って...」という気持ちで対応を避けていたらしい。

そうだったのかー。

そこで話し合った結果、来客対応の仕方で不安な点について、一度話し合う時間をとることにした。そのうえで、今後は自信がなくともまずはお客様への対応にチャレンジしてほしいとお願いした。
わからないことは教えるし、手に負えなかったらそのときは自分を呼んでくれたらいいので。

まあ他にもいろいろ言いたいことはあったけど、アサーティブの基本「的をしぼって要求はひとつ」に忠実に短めに伝えてみた。
すると、思いのほかあっさりと理解してくれた。

その後は、お客様がみえると一番に立ち上がって対応してくれるようになった。
対応の仕方はまだまだへたくそだし未熟だけど、行動が変わっただけでも大きな前進。

やっぱりきちんと言葉で伝えないと、伝わらないよなあ。