2020/1/16 率直に頼む
「マスクをして」が言えなくて...
隣の席の同僚Pさんが、連日コンコンと咳をしている。
受験生の子を持つ私としては、風邪がうつるんじゃないかと気が気でない。
自分は予防のためにしっかりマスクはしているけど、電話対応や接客の時にははずすときもあり、せめて風邪気味のPさんにはデスクではマスクをしてほしいんだけど、言いづらい…。
「大丈夫? 咳ひどいよね。風邪ひいてるんじゃない?」と遠回しに言ってみても、
「大丈夫よ~。私、がんじょうだし」
というのんきな返事(いや…そうじゃなくてさ…)。
「私、マスクの予備持ってるよ。よかったら使って」とマスクを差し出しても、
「これくらい大丈夫だって。マスクするほどじゃないわよー」
との返答(やっぱり通じない…自分の正直な気持ちを全然言えてない…)
このやりとりですっかりあきらめの境地となり、
先日アサーティブカフェに参加したときに、この時のことを話題にしてみた。
どう言ったら伝わるのか、この言いづらさをどうしたらいいのか、参加していた皆さんに相談してみた。
みんなで実際にロールプレイをやってみたり、いろんなアイデアを出し合う中でアサーティブの感覚が蘇り、もう一度「自分に正直に、率直にアサーティブに伝えてみよう」という気持ちが高まってきた。
その翌日、早速Pさんにアサーティブに伝えてみた。
「ちょっと言いづらいことだけど、来週受験する子がいるので咳が気になってしまう。
デスクにいる間だけでいいので、マスクをしてもらえると助かる」
ということを、深刻にならにように、軽く、短く伝えてみた。
そうしたらPさん、
「あらーそうだったんだ、今度受験なんだー。そりゃ気になるよね。わかったわかった」
と、あっさり了解してくれて、マスクをしてくれた。
…ちょっと拍子抜けした。
なんだ、もんもんとストレスをため込んで遠回しに言うよりも、正直な気持ちを伝えたほうが伝わるものなんだな。
あのときアサーティブカフェでたくさん話をきいてくれて、サポートしてくれた皆さんに感謝です。