2021/6/16 自己信頼

病気がちな私にとってのアサーティブ

私は少し前から病気がちで通院していて、職場にはたびたび迷惑をかけてきた。

今回も、どうしても希望日に予約がとれず、急なお休みをいただきたいと思ったときのこと。

 

職場の上司に「お休みをいただきたい」という、その一言を「伝えよう、伝えなきゃ」と思った瞬間、頭がフリーズしてしまった。

 

「このまえも休みをとったばかりだし」

「わがままだと思われないだろうか」

「職場のみんなにまた迷惑をかける」

「病状をどこまで言えばいいのだろう(あまり言いたくない)」

「たぶん私の状況を理解してくれないのではないか」

 

自分の要望を口に出さない理由が次から次へとわいてくる。

こうやって「できない理由」を並べ立てては、自分の行動を自分で制限してきたのだ。

 

これはもともと自分がもっている思考パターンではあるのだけど、病気をして自分が弱い立場になってみて、その傾向がどんどん強くなっていった気がする。

 

アサーティブトレーニング講座の中で「なぜ伝えたいのか」を意識しよう、という印象的な言葉があった。

 

言いづらい、気まずい、むずかしい、よく思われないかも…でもなぜ「あえて」それを伝えようとしているのか。

そこを大事にしてみよう、というお話だったと思う。

ちょっと恥ずかしいけど、私は自分のノートにそれを書き出してみた。

_________________

・自分の病気をはやくなおしたいから

・自分の状況をせめて上司には理解してほしいから

・休みをいただいた分、滞った仕事は別の日にカバーできることを伝えたいから

・職場の他のメンバーが同じ状況になったら、応援してあげたいから

・私は自分を大事にしたいから

_________________

「言えない理由」と、「あえて伝える理由」を並べてみて、さあどっちをとる?と自分に問いかけたとき、少し勇気がわいてきた。

 

言いづらい気持ちを正直に伝えたうえで、自分の要望を伝えてみよう。

具体的に迷惑がかかりそうな部分について、自分にリカバーできることも伝えよう。

もし思わしくない返事が返ってきたら、上司の話をよくきいて、交渉するだけしてみよう。

 

病気がちの私にとって、アサーティブの考え方は、日々なくてはならない心の杖みたいなものになっています。