2023/8/29 批判に対処する
イヤな言葉に凍りついた話
友人から電話があり、「私、妊娠したんだよー」という突然の知らせをきいて、素直にうれしくて
「うわあ、よかったね!おめでとう。幸せだねー!」
と伝えたら、
「ありがとう! あなたもきっとできるよー大丈夫!」
と返されて、一瞬からだが凍ってしまった。
頭が真っ白になって、その瞬間は自分が凍っていることもよくわからなかったのだが、
「あれは、私にとってはイヤな言葉だったのだなあ」
ということが理解できたのは、3日ほどたってからのこと。
自分のとっさの気持ちなんて、そんなにすぐにわかるものじゃない。
その友人に悪気がないのはもちろんわかっている。
私は今のところ不妊に苦しんでいるわけでもないし、自分の健康に問題を抱えているわけではない。
でも、なんか、すごく、すごくいやな言葉だった。
こんなことでいちいち動揺してしまう自分が「ちっさい人間だ」と思うし、そんな自分を「ダメな奴」と責めてしまう。
なにをやっているんだか。
子どもをもつかもたないか、できるかできないか、ということを、人生の大きなテーマとして、今まさに考えはじめている最中だからなのかもしれない。
子どもをもつことが「勝ち組」的な世間からの刷り込み(思い込み)を、自分自身こそが持っているからなのかもしれない。
まあ、正直な理由なんてまだわからない。
「あなたにもきっと(子どもが)できるよ」
たったあのひとことに、こんなに混乱してしまう。
無理なお願いかもしれないけど、そんなに軽く言わないでほしいな、というのが私の正直な気もちだった。
でもそんなこと、友人に言えるはずもない(逆に傷つけてしまいそう)。
今度、同じようなことを言われたらどうしよう、と思った。
(きっとまた、明るく言われそうな気がするのだ)
しばらくうつうつと考え込んだけど…でも、「私にはアサーティブがあるから大丈夫」って思えた。
自分に正直にいきたい。
だから、今度また同じようなことを言われたら、こんなふうにこたえてみようかな、と思う。
「その言葉、正直苦手だなー。
私に(子どもが)できるかどうかはさ、神様でもわかんないことだからさ」
明るく、軽く、堂々と。
こんな自分を好きでいたい。