2009/7/6 事務局から

お申し込みはお早めに

先週からアン・ディクソン氏来日イベントの一連の講演会やワークショップの先行お申し込み受け付けが始まりました。予想以上にたくさんの方々からの申し込みが続いていて、事務局では嬉しい悲鳴を上げています。

3年半前の一連のワークショップを行ったときよりも、参加を希望される方々の意識が高くなっているなあと感じます。「アサーティブ」という言葉がかなり市民権を得たことと、社会や組織の構造がこの3,4年で大きく変わり、個人のコミュニケーションのスキルに関するニーズが非常に高まっているからなのかもしれません。

東京で行う週末の研修のテーマは、「力関係と真の対等性」というものです。以前にアサーティブジャパンの会員だけを対象に行った研修を、今回は一般でも取り扱います。アサーティブに"振舞う"だけでなく、心の中のまなざしも含めて相手を本当に対等に関わろうとしているかについて、深く考えるものとなるでしょう。

今年の4月に、会員向けのワークショップの記録がブックレットになりました(一般では非売品)。それを読み返すと、相手を絶対に攻撃しないで向き合い静かに対話することのパワフルさと、心の芯が震えるほどの感動をまざまざと思い出します。アサーティブネスという概念の理解が更に深まっている今回は、どんな深い議論になるだろうかと思うと、今からワクワクします。

アン・ディクソンさん自身もこの間、大学院に入り直して環境学や政治学を学んだと聞きました。そうした学びが今回のお話の中でどのように展開されるのかも楽しみです。

もう一つ、私が個人的にとても楽しみにしているのは、会員のみを対象とした2泊3日のワークショップ、「セクシュアリティ」です。

私はイギリスでアサーティブネストレーナーの資格を取得した翌年に、更に深い学びを深めるために同じトレーナー協会で「セクシュアリティ」のトレーナーの資格を取得しました。アサーティブネスが日常生活や職場での対人関係のアサーティブネスであるとすれば、セクシュアリティは相手と向き合う以前に自分自身と向き合い、過去も現在も含めた自分自身を丸ごと受け止める試みであるといえます。セクシュアリティを学んで、心と身体を含めて本当の意味でトータルにアサーティブネスを学べたと思っています。

そのセクシュアリティですが、実は今回が彼女による最初で(もしかすると最後の)セクシュアリティの講座となるかもしれません。すべての時間を楽しみつくしたいと思います。

イベント参加をお考えの方、「先行申し込み」をお勧めします。でないと、8月にはすでに定員になる可能性もありますので・・・。