2010/6/1 事務局から
志を形にする
ずいぶんご無沙汰してしまいました。前回のエントリーは4月。目の回るような忙しさの中で、あっという間に6月になってしまいました。
さて5月には、私たちNPO法人アサーティブジャパンの総会がありました。設立6年目に入る今年の総会には、全国各地から(北は北海道から南は長崎まで)20名数名の会員の方々の参加をいただきました。今後のアサーティブジャパンの事業の方向性についても活発な議論を行い、たくさんのすばらしいご提案をいただきました。
総会の後半には、各地でトレーナー会員として活躍している3名の方に、自分の活動とアサーティブネスについてパネルトークをしていただきました。お話はどれも印象的でしたが、とりわけ子育ての課題を解決するために、地域を変えていこうとしているMさんのお話は、非常に説得力のあるものでした。
孤立しがちなお母さんたちを支援する取り組みを始め、ママの会、パパの会、子どもたちと遊ぶ会などを次々と立ち上げ、「孤立しない子育て」を支援する仕組みを地域に作ろうとしているMさんのお話は、とても迫力がありました。孤立は「虐待」につながる。コミュニティの力が弱くなっている近年だからこそ、本当に人と人とをつなげていきながら、子育ての虐待をなくしていくための取り組みが必要だとMさんは言います。
事業とミッションを両立していくことはなかなか難しいものです。NPOであるとは、ミッション(運動)と事業(収益)のバランスを取りながら、どちらもプロフェッショナルで行うことです。
アサーティブなマインドをもって、社会のどんな課題を解決していくのか。そして、きちんと「食っていく」ために、どのような事業の戦略を取っていくのか。それは、そのままアサーティブジャパンの今後の大きな課題です。
今年の私たちの課題は、ミッションをきちんと目に見える形にして展開すること。
私を含め会員の一人ひとりが、どんな行動を起こしていくことなのか。夢を持ち、楽しみながら、それぞれの志を形にしていける事業年度にしていこうと改めて強く思った総会の時間でした。
ご参加の皆様、本当にありがとうございました。