2016/10/6 アサーティブあれこれ
老いる不安と恐怖に向き合うーー(トレーナー対象フォローアップ研修にて)
誰しも自分が老いていくのは怖いものです。
老いに関するメディアの情報はなにやら不安をかりたてるものばかり目につきますよね。
・○年後は認知症○○万人になる...とか
・介護難民・老後貧困etc...とか
そういう情報にばかり日々接していると、悲観的になったり焦燥感にかられたりして、年を重ねることをネガティブなものととらえがちです。
さて唐突ですが、ここで「アサーティブ」の登場です。
老いへの不安とアサーティブ? いったいどんな関係が???
と思われる方もいらっしゃるはず。
でもアサーティブジャパンの講座を一度でも受けられた方は、きっとおわかりですよね。
どんな自分であっても敬意を払って自分を大切に扱うこと。
同じように他者のことも人として対等に尊重し、協力しあえる信頼関係を築いていくこと。
何歳になってもどんな境遇やバックグラウンドであっても。
それがアサーティブの基本姿勢だからです。
年をとった自分、シワがふえて見た目が変化した自分、身体がうまく機能しなくなった自分、仕事をリタイヤした自分、社会的な役割がなくなってしまったかのような自分。
そんな自分自身であっても大切な存在として尊重し、誇りを手放さないで生きていくためにはどうしたらいいのでしょうか。
そんなテーマを中心にすえ、「自己信頼とエイジング」というタイトルで、大阪にてアサーティブトレーナー対象の内部研修を行いました。
自己信頼とは、うまくいっている自分をほめることだけではなく、自分自身の不安や恐怖ときちんと向き合い、感情にふりまわされずに「私はどうしたいのか・どうありたいのか」に正直になっていくこと。
参加したトレーナー会員同士で、老いていく自分自身に向き合いながら、自己信頼とアサーティブな力を取り戻していく濃厚な研修となりました。
今回はトレーナー向けの研修でしたが、このテーマでの講座に興味・関心のある方、リクエストが多いようでしたら、今後一般向けの講座も企画していきたいと思います。