2011/9/7 トレーナー養成講座のご報告

第8期トレーナー養成講座が終了しました

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ご報告がすっかり遅くなってしまいました。今回は、6月に終了した「第8期トレーナー養成講座」のご報告です。

昨年5月からスタートしていたトレーナー養成講座は、1年2か月の長期にわたる研修の末、今年6月に最終プレゼンテーションおよび認定すべての日程が無事終了しました。8月からは各トレーナーがAJの会員として登録し、新しい現場で活躍を始めています。

第1回目から8回目までは理論やプレゼンテーションの学び、今年の1月から3月は現場でのインターン体験、そして4月から6月の3か月にわたる最終プレゼンテーションと認定研修。毎月1回集まって、理論について議論をし、「アサーティブに生きる」ことについて深く語り合い、プレゼンテーションを通してお互いが深く学びあい知り合った1年2か月だったと思います。最初の頃のプレゼンテーションではぎこちなかった方も、最終プレゼンテーションでは見違えるように堂々として、感動の拍手が沸き起こりました。

DSCF5456.jpg参加者にとっては、理論やスキルの学びも大きかったのですが、何よりもゲストスピーカーの方々のお話や参加者自身の自分史の語らいが、とてもとても心に残ったようでした。

「みなさん、それぞれに葛藤を抱えながらも前向きに生きてこられた今があるのだと、感動し、心が震えました。勇気をもらいました。視野が狭くなりがちな私にみなさんは、『多様性を認めながら社会の視点を常に持って生きていこう』と、生の声で教えてくださったと思っています。」



グループダイナミクスを学んだことも、とても大きな体験でした。

「自分の取りがちな役割や感情を意識するときに、あのグループダイナミクスの体験がこれからもベースになると思います。」

その他、アサーティブについて理論を深めたことも心に残ったものの一つだったようです。

「『相手も自分も責めない』ということを、講座やインターン、リピーター体験によって、言葉や知識としてではなく、自分の血肉とすることができたこと。そしてインターンで小グループに入って、トレーナーという役割の重さを知ったこと。」

それぞれがそれぞれの深い学びを得たと同時に、私たち養成講座のファシリテーターも今回の講座からたくさん学ぶことがありました。「お互いから学ぶ」ということ、「知識だけではなく体験から学び自分の生き方の一部として血肉化すること」など、私たちにとっても常に自分自身のありようや生き方を問われるものだったと思います。

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長い時間を通してお互いに深くかかわり、互いの人生にとってかけがえのない存在になるという体験は、毎回本当に感動します。私たちにとっては仲間が増えるということで、勇気をたくさんいただく体験となりました。参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。