2019/11/18 トレーナー養成講座のご報告
イギリスから特別講師アン・ディクソンさんが登場
2019年8月からスタートした第13期アサーティブトレーナー養成講座は、11月9・10日に第3回目の講座を開催いたしました。
10月開催分の講座が突然の台風直撃で延期となったため、久しぶりに再会したメンバー同士、話がはずみます。
今回は主に、アサーティブ理論の根幹を支えている人権尊重をはじめとしたマインドの部分にフォーカスして学びを深めました。
アサーティブトレーニングの講座は、いわゆる「話し方教室」とはちょっと違います。
たしかに講座は「話し方、伝え方」の具体的なスキルを身につけていくトレーニングを行うのですが、「話し方、伝え方」だけを変えようとすると、なんだか嘘っぽいコミュニケーションとなってしまいがちです。
どんなに言い方をやさしくしても、相手へのまなざしが攻撃的であれば攻撃性は伝わってしまうし、どんなにとりつくろっても、自分自身を内心で卑下していれば、それは相手に伝わってしまい関係に影響してしまいます。
表面的な言いまわしだけを変えるのではなく、自分にも相手にも誠実に、率直に、対等に向き合うにはいったいどうしたらよいのか。自分も相手も攻撃しないために必要なことは何なのか。
そこをしっかり伝えられるようなアサーティブトレーナーになっていただくためにも、今回の養成講座には、アサーティブの第一人者であるイギリス在住のアン・ディクソンさんに登場していただき、特別講義をお願いいたしました。
イギリスからの特別講師!というと一大プロジェクトのようですが、実はデジタルツール・zoomを使ったオンラインでの参加です(オンラインとはいえイギリスから直接講義を受けられるなんて、便利な時代になりました!)
今回、アサーティブにおける「対等性」というキーワードに徹底的にこだわり続けているアン・ディクソンさんと、第13期養成講座のメンバーの直接対話が実現しました。
講座では現アサーティブジャパンの会員トレーナーの面々もオンラインでオブザーブに加わり、約2時間にわたるイギリスー日本の熱いやりとりを通して、小手先ではないアサーティブのマインドをあらためて学ぶことができました。
トレーナーとなるために学ぶことはまだまだたくさんありますが、メンバー同士の協力と日々の実践を通して、アサーティブの本質を伝えていけるトレーナーをめざしていただきたいと願っています。