2011/4/20 竹崎かずみ

もらった勇気

こんにちは。アサーティブジャパン専属講師の竹崎かずみ(きゃさりん)です。

先日、「児童福祉専攻」を学んでいる学生の方々に
「アサーティブ」をお伝えするお仕事をご依頼いただきました。
その講座のプログラムを考えながら、素敵な幼稚園での出来ごとを思い出し、
一人笑みを浮かべていました。

その素敵な思い出とは・・・。

当時、私の幼稚園では朝、園に着くと先生から「小さなシール」をもらい、
自分の出席ノートに貼ることになっていました。
雨の季節は「アジサイ」、夏は「海」など季節感溢れるシールで、
子どもの私にとってはとても魅力のあるものでした。
更に1ヵ月間、通園日に休まず通うと先生から「大きな花丸」と、
大きめの「特大シール」がもらえ、先生が書いてくれる「花丸」の横に貼ることが出来たのです。

私は身体が弱くほぼ毎月数日は欠席していたので、みんながもらう
「大きな花丸」や「特大シール」を、きっとうらやましそうに見つめていたのでしょう。

卒園式の後、先生が私を呼びたくさんのシールを私にくれ、
「好きなだけ貼っていいのよ」と言ってくれました。
私はとてもびっくりしながらも、わくわくしながらたくさんのシールを自分の出席ノートに貼りました。

「こんな事ズルなのに、いいのかなぁ?」という顔をした私に、先生は優しく微笑みかけ、
言葉は良く覚えていませんが、「良く頑張ったね。これからもあなたを応援しています!」
というメッセージをもらったように覚えています。

かなり以前のことなのに、今でも鮮明に覚えていて時折思い出すこのシーン。
どんな時思い出すかというと「めげた時」。
そして私がもらったものそれはきっと「勇気」だったのだと思います。

言葉だけではなく、その人の応援してくれる眼差しや微笑み、
いくつになっても支えになる
ものですね。

私自身も人に勇気をプレゼントできる人間でいたいと思っています。