2011/6/15 堀田美保

今日やることは・・・

こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の堀田美保(みほ)です。

今日できることは、明日に延ばすな!

これって、よく耳にするフレーズですよね。
特に小さい頃には大人から「さっさとしなさい」ってことで、よく言われたような気がします.

ところが、先日

明日できることは、今日するな!

というフレーズに出会いました。

ニュアンスとしては、 「明日だってできるんだし,何も必死に今日やるこたぁないわ
っていう、少々「ゆる系」なのかもしれません。いまどきの流行りって感じもします。

でも、もう少し、よく考えてみると、そのフレーズは結構深かったりします。

少なくとも私の今の日常では、先々の予定を頭に入れ、そのために何をしておかねばならないか、「TO DO」で頭の中は一杯、という日々です。

いつも「先々」が思考の焦点。
そんな毎日は、かなり「せっつかれている」感じでもあります。
そのせいで、「今」というのはいつもぼけているか、わきに追いやられているのも事実。
そんなことを繰り返していると、いつまでたっても「今」を生きることができないなぁと思いつつも・・・。

私は、どちらかいうと、「やらねばならないこと」を片づけてしまって、全部終わってから、ゆっくりしようと考えてしまいます。でも、結局「やらねばならないこと」は次から次へとやってきて、「ゆっくり」する時間など永遠に(!)来ない、って感じです。

日本が今直面している大災害から私が感じ取っていることのひとつは、
「今日という日」「今という時間」 ― その時々を生きることの大切さ、です。

もちろん、「明日がない」とは思わないし、そう思うような刹那的な気分にいるわけでもありません。「明日」を信じて、「明日」に夢や希望をもって生活することの重みを感じるようになったのも事実です。
でも、「明日のために生きる」のではなく、「明日への夢を持って今を生きる」、そんなスタンスに立ちたいと思うようになりました。

その具体的な方法は何なのか、今のところ何のアイディアもありません。

    1105_sakura.jpg小さな実をつけることを心に思い描きつつ、
    散りゆくはなびらの舞を愛で、
    瑞々しい新葉にエールを送る

そんな週末のほんのひと時に巡らせた思いです。
まだまだ、考え続ける必要がありそうです。

今日できることは、明日に延ばすな!

明日できることは、今日するな!

この短い2つのフレーズ、みなさんはどんなふうに受け止めますか。