2011/10/26 堀田美保

内なる感覚

こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の堀田美保(みほ)です。

台風一過・・・

急に朝の空気が、秋モードになった気がします。この「さわやかさ」がうれしい季節です。
が、頑張っていた夏の疲れが表に出てくる時期でもありますよね。

ということで、人間ドックに行ってきました!
もう10年くらい、1年に一度点検に行くようにしています。

最初のころは、『待ち時間も長いし苦痛もあるし、前夜は9時以降飲食禁止だし・・・』
と、自分で受けると決めたくせに数日前から憂鬱な気分でいたものでした。

最近は「ベテラン」の域に達したか、それほどではなくなりました。

たとえば・・・
   ・腹部エコーのときのゼリーの冷たさ → 冷感エステだなぁ
   ・眼底検査のフラッシュ → 今日の残像は小鳥の形だった。ラッキーかも♪
   ・待ち時間 → 待合室での人間観察・・・心温まるドラマあり
   ・新人検査師さんのあたふた 
  → 「たぶん、次はこれこれだと思いますよ」と、イライラしてないでちゃんと口に出す。
などなど。

そして、今年一番の収穫は・・・
バリウム飲んでの消化器撮影の楽しみ方を身につけたこと!

x-ray.jpg今年は、目の前にモニターがついていました。
バリウムを飲むと、そこに流れていく様子が影となって見えています。

     自分の胃という「内なる感覚」
     モニター上の画像での「外からの感覚」


この2つが一致しているのが(当たり前なんですが)、面白くて面白くて!
しかも、それを自分が「飲む」という動作でコントロールできる?!
いつも「いかに残すか」ということを姑息に考えながら飲んでいるバリウムですが、その一致具合が見たくて今回はぐいぐいいけました!

撮影のため動かないように事前に注射を打っておくのですが、バリウムに反応してしまい、胃が動き出します。
レントゲンの先生は「早く撮らな;;」と焦っておられましたが、私は「あ、頑張ってるなぁ、私の胃よ!」とうれしくなってきました。

たとえば、「沈黙の臓器」とよばれる肝臓などに比べて、胃は内臓の中でも比較的痛みがわかる方ですが、それでも日頃は、せっかくの「内なる感覚」を無視しがちです。

今回映像を見たことで、今度からは胃が緊張している感覚があったときには、「ぴくっ!もぞ!」と動いている胃の姿を思い出して、想いを馳せてあげようと思います。

     基礎編のテキストにもありますね、
     身体が「NO」と言っている。

みなさんも秋を楽しむためにも、「内なる感覚」を少し拾ってみてくださいね。