2017/8/29 竹崎かずみ
相手の怒りに巻き込まれない
こんにちは、アサーティブジャパンの専属講師の竹崎かずみです。
先日、アサーティブの効果を実感する出来事がありました。
友人と電車のつり革につかまりながら、おしゃべりに花を咲かせていた時、少し離れたところに座っていた方が突然立ち上がり、私の肩をたたきました。
「あら、席を代わってくれるのかしたら?」と期待した私の予想に反し、その方は「おい!うるさいんだよ。静かにしろよ!!!」と怒鳴ったのです。
大声で話していた自覚がない私にとっては驚きの一言でした。
しかし「すみません。気をつけますね」と落ち着いた対処ができ、その後も車両を移動することなく、声のトーンを半分くらいにして会話続けることにしました。そして最終的には、その方の隣の席が空いたので座って帰宅しました。
『大声で叱ることがしつけであり、それが愛情表現でもある』という時代の両親に育てられ、こどもの頃からよく怒鳴られていた私にとって『怒鳴られた時は怯えて謝罪するか逃げる』という行動が自分を守るすべでした。
もし、アサーティブを学び続けていなければ、その癖がぬけず、こどもの頃と同じように、その時も低姿勢で怯えながら謝罪するか、または無視して隣の車両に移動したかもしれません。
コミュニケーションの癖はすぐには改善できませんが、アサーティブを学び始めてから『自分の癖を知り、意識し、実践していくことで変えることはできる』という体験を幾度も積み重ねています。もちろん失敗し、落ち込むときもありますがそれもまた当然のこと。
今後も無理せずに成功体験を積みかさねていきたいです。