2024/2/2 アサーティブあれこれ

最近の講座のご依頼から--災害時ボランティア等に活かすアサーティブ

2024年の始まりは、想像を絶する胸の痛む幕開けとなりました。
現在、能登半島の震災からはや1か月がたとうとしています。
被災された皆さまは、心身ともにつらい思いをされておられることと思います。
心からお見舞いを申し上げます。
 
こういう時期だからでしょうか、とてもタイムリーなトピックとして、災害ボランティアや避難所運営にかかわる地域のリーダーなどを想定した講座のご依頼をいただく機会が少しずつ増えてきました。
 
災害発生後のサポートチーム内でアサーティブコミュニケーションを活用したい、地域住民がケンカごしにならずに話し合える関係づくりに活かしたいなど、ご依頼の背景は様々です。
 
ひとりの力ではどうしようもない事態に遭遇すると、誰もが心の余裕を失い、感情的になり、対話が成立しなくなりがちです。
そんなとき、チームの力が試されるのだと思います。
地域や団体などのチームで、仲間同士で、そして知らない人同士で。
協力し合いながら一つ一つの課題を解決するために、
 
・言いづらいことを率直に頼んだり
・つらい思いをしている人の話に耳を傾けたり
・自分の希望・要望を言葉にして伝えたり
・価値観や立場がちがう相手のことを理解しようと歩み寄ったり
 
ひとりひとりのそんな対話の力が、長い目で見ればきっと復興や回復の力になると信じています。
 
2024年も、AJはアサーティブコミュニケーションをより広く、より深く伝えていきます。
どこかの街で、みなさんにお会いできることを楽しみにしています。
 
(アサーティブジャパン・事務局スタッフより)