#16
つたわるノート

NOの伝え方は100通りもある書き手:アサーティブジャパン「メールマガジン」より

「本当に100通りもあるの?」ときかれそうですが、それくらいNOの伝え方にはたくさんの選択肢があります。

しかし実際にNOと言いたい場面になると、「言うか/言わないか」の二択の中で苦渋の選択を迫られている方が多いものです。

私たちはNOを表現する具体的な語彙(ごい)や、伝え方の選択肢をあまりにも持っていないため、つい紋切り型で強く断ってしまったり、うまく言えずにストレスをためたり、曖昧な言い方で誤解をまねいたりちが
ちです。

いざというときに誠実に率直に(アサーティブに)伝えられるように、NOを表現する言葉(選択肢)をたくさん持っておきませんか?

たとえば「お断りしたい」という一言をとっても、多様な表現の仕方があります。

「お断りします」
「お断りさせてください」
「お断りしたいと思っています」
「お断りしてもいいでしょうか」
「今回だけお断りしたいのですが」
「今のところお断りの方向で考えています」
「正直迷っていますが気持ち的にはお断りしたいのです」
「気持ち的にはお引き受けしたいのですがスケジュール的にはお断りせざるを得ません」etc...

「断る」という言葉の表現だけでも、ざっと書いただけでこれだけの数があり、そのニュアンスや言葉の強弱も多様でかなりの幅があります。


自分が伝えたいNOの重要度や相手との関係性、またTPOに合わせて、一番フィットする言葉を見つけてみ
ましょう。
そこからコミュニケーションを通して相手との交渉が始まります。