コミュニケーションには『会話』と『対話』があります。
『会話』とは何げないおしゃべりのこと。
たとえば「今日は寒いね」「このニュース知ってる?」など。
なにげないやりとりだけど、これは関係の潤滑油。
人間関係がうるおう大切な要素でもあります。
しかし深いつきあいがある大切なパートナーや夫婦関係となると、『会話』だけでは信頼関係を築いていくのがむずかしい場面があります。
たとえばお金の使い方について、相手に改善してほしい行動や態度について、家事の分担や子どものしつけについて、将来についてetc。
こういう話は重くなるし、価値観の違いから意見が対立しがちなので、うまく切り出せなかったり感情的なけんかになってしまうことも多々ありますよね。
そしてそのくり返しが、大切な信頼関係に徐々にヒビを入れてしまう結果になりがちです。
そこで大切になるのが『対話』です。
ここでいう『対話』とは、異なる意見や価値観も尊重し、すり合わせて解決していく【話し合い】のこと。
『会話』(おしゃべり)と『対話』(話し合い)。
この2つは車の両輪のように、どちらが欠けても信頼関係をスムーズに築いていくことができません。
あなたの大切なパートナーと関係にうるおいと余裕を保ちつつ、大事な問題についても率直に話し合っていくために、『会話』(おしゃべり)と『対話』(話し合い)のある関係を築いてみませんか。
良いことも悪いこと(言いづらいこと)も互いに話し合えることで、今よりもっと関係が深まっていくはずです。