アサーティブジャパンの
研修の特長
職場の問題の実に約7割が、人間関係が原因だと言われています。
私たちが、研修・講座を通してお手伝いできることは、「率直に話し合いのできる人間関係」を築くためのコミュニケーションのマインド(心構え)と、スキルを身につけるためのメソッドの提供です。
ここでは、企業・団体様が直面している様々な問題に合わせてカスタマイズできる、アサーティブジャパンの組織内研修の特長を紹介していきます。
1. 研修の目的と効果
目的
- アサーティブなコミュニケーションとは何かを理解する。
- 職場におけるコミュニケーション改善の具体的な方法を、演習を使って体験的に学んで身につける。
- 自分と相手を尊重した主張の方法を身につけることで、対等に話し合いのできる人間関係を形成する力を身につける。
組織にとっての効果
- 立場の違う相手と、率直な話し合いのできる風通しのよい組織風土が醸成される。
- 上意下達ではなく、「話し合い」や「議論」のできる関係性を促進できる。
- 早めに「報告・連絡・相談」ができるようになる。
- コミュニケーション不足によるミスを防ぐことができる。
- 対人関係の改善による、ストレスの軽減、メンタルヘルスの一次予防ができる。
- ハラスメントの予防とコンプライアンス・人権意識が向上する。
- 多様性(ダイバシティ)が保障され、個々の違いが尊重された組織風土が生まれる。
個人にとっての効果
- 相手の立場を理解した上で、自分の意見や要求を率直に対等に伝えられるようになる。
- できないことには「ノー」と伝えて、交渉することができる。
- 相手を尊重しながら、注意、指導、ダメ出しができる。
- 建設的な批判や反対意見が言えると同時に、相手からの批判にもきちんと耳を傾けられる。
- 以上ができるようになることで、対人関係のストレスが軽減され、自分に自信がつく。
- 「自己肯定感」「自己効用感」があがる。
2. 研修プログラムについて
レクチャー、小グループによるディスカッション、ロールプレイを中心とした実践的な練習の組み合わせによる参加型学習(ワークショップ)です。
幅広いテーマと研修タイプの組み合わせで、様々な問題に対応いたします。
テーマ
- ハラスメント防止・予防対策
- 上司対応力、チーム協働力
- 若手の主張力・提案力を鍛える
- 部下指導に自信を持つ
- OJTの新人育成
- 新人の半年目フォローによる離職防止
- コミュニケーション
- 批判対応力・人間関係力
- 自己尊重力、他者信頼力
研修タイプ
- 新人社員研修
- ベーシックアサーティブ研修
- 若手研修
- メンタルヘルス研修
- 中堅社員研修
- ハラスメント研修
- 管理職研修
問題、規模、スケジュールに応じてプログラムのコースをお選びいただけます。
※3時間以上のコースの受講者の最適人数は、講師1名体制では20名、講師2名体制では30名までとなります。
1.5〜2時間コース
- 内容
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- 「アサーティブ」という考え方があることを知る。
- 対人コミュニケーションの基本を学ぶ。
- 用途
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- 大人数に短時間で考え方を周知したい場合。
- 部署単位など、具体的な生事例を取り扱うことが難しい場合。
3〜4時間コース
- 内容
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- 「アサーティブ」という考え方とスキルを学ぶ。
- 演習を通じて身につける(よくある事例を使って)
- 用途
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- アサーティブな行動をとれるところまで目指したいが、長時間確保できない、予算が取れない場合。
6〜7時間コース
- 内容
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- 「アサーティブ」という考え方とスキルをじっくりと学ぶ。
- 自分の事例を使って演習する(グループで全員)
- 用途
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- 日々の業務でアサーティブを行動レベルで実施できるようになることを目指す場合。
2日間コース
- 内容
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- 「アサーティブ」という考え方とスキルを、より広く深く学ぶ。
- 「No」「ほめる」などのテーマまでカバー(テーマごとに全員ロールプレイを実施)
- 用途
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- 現場でアサーティブを実践できるキーパーソンを育成したい場合(リーダー養成など)
3. どのようなニーズに応えてきたか
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- チーム内のコミュニケーションが取れるようにしたい
- チーム医療、他部署との連携など
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- 年上の部下や若手へのアプローチを知りたい
- 自治体・製造業の新任係長、工場の班長などの中堅リーダー層など
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- 多様な上下のスタッフをまとめたい
- 保育施設・倉庫管理・洋菓子販売など、正社員(リーダー)が多様なスタッフをまとめるなど
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- 新人の早期離職を防ぎたい
- 先輩や上司との人間関係の基本を身につけることで、早期離職を防止するなど
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- 抱え込みによるメンタルヘルスの予防
- 医療・開発部門など
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- ハラスメントのリスクを日常的レベルで回避したい
- 銀行・電力会社・製造業などの管理職対象のハラスメント研修の一環
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- コンプライアンス(問題を早期に発見・指摘できる関係)の意識を向上したい
- 精密機器等の開発部門
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- レジリエンス(折れない心)を養いたい
- 若手・警察・自衛隊など
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- グローバル会社のダイバシティ推進・
異文化コミュニケーションの下地作りをしたい - 他社と連携して実施
- グローバル会社のダイバシティ推進・
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- 人権啓発の一環にしたい
- 人権尊重の具体的なアプローチ
4. 講師派遣・研修開催実績
年間約450件の研修を開催しています。
※ 2017年度年間受講者数:約15,000名
5. 研修導入のメリット / デメリット
メリット
- 実際の課題に沿ったリアルな事例に取り組むことで、コミュニケーションの改善を体感・実感できる。
- アサーティブの切り口での汎用性が高い。
- 多様なテーマが含まれるので展開しやすい。
デメリット
- ロールプレイは具体的なコミュニケーションの問題に踏み込むため、同職場での同時参加は利害関係が入ってワークが難しい。
- 事例の作り方に工夫が必要(なるべく状況に沿って設計するが、職場の特定の人物に相当しない工夫が必要)
- 体験型トレーニングのため、大人数で長時間行うことは難しい。
- 個々の生事例を取り扱うため、人数に比例してトレーニングの質が低下しやすい(質を担保できるのは、講師1名に対して受講者18名が目安)
6. 研修実施の流れ
より効果的な研修にするため、以下の流れを推奨しておりますが、状況に合わせてカスタム可能です。
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- 事前お打ち合わせ
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- 課題のヒアリング
- 貴社に合わせたプログラムの作成、ご確認
- プログラムの詳細確認
- 事前、事後課題の手配
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- 課題抽出
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- 事前アンケートの実施
自らの課題を明らかにして、研修効果を高めます。
- 事前アンケートの実施
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- 研修
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- ヒアリング、事前アンケートに基づいてカスタムしたトレーニング研修を行います。
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- 実践、
フォローアップ -
- 冊子「ストレスをためないコミュニケーション」等を配布
- 研修後の、日々の職場での実践のためのポイントを確認
- 実践、